漫才の練習は楽しいよ!
「漫才は練習するものなのか?」
「練習して面白くなるのか?」
こういう疑問は少なからずあると思います。
練習しすぎで、ネタの新鮮度がおちるんじゃないか。。
本番アドリブがきかなくなるんじゃないか。。
台本どおりで、つまらない漫才になってしまうんじゃないか。。
僕の結論から言うと、練習は楽しいからした方が良いよーです。(笑)
やっぱり練習することで上手くなると思っています。
退屈な練習もありますが、いろいろ工夫することで楽しく練習することができます。
コンビ同士の間や、お互いの好きなボケの感じ、好きなツッコミの感じ、漫才のちょうどよいスピード、それらは練習することでわかってくると思います。
僕たちが当時やっていた練習方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
①まずは「台本を覚える!!」
これが一番退屈で大変な作業ですが、台本を覚えないと何も始まりません。
ネタができたらとにかくがんばって覚える!(笑)
でも全部しっかり覚える必要はありません。
うる覚えでもいいので、とりあえず相方とネタ合わせをしてみる。
最初は台本を見ながらやる。→分からないところだけ台本を見る。→台本を見ずにやる。
徐々に覚えていけば大丈夫です!
覚えるコツは「声に出すこと!」です。
1人で覚えるときも、台本を見ながら声に出すと覚えが早いです。
よく散歩しながらぶつぶつ一人で台本のセリフを声に出していました。
できる限り小さい声でね。(笑)
でも歩きながらセリフを声に出すのって、覚えやすいですよ。
歩くペースに合わせてセリフを言うので、テンポ良く覚えれるんですよ!
だまされたと思って、やってみてください。(^^)
②動きをつける!
台本を見ないでやれるようになってきたら、動きをつけてやってみます。
ずっと動かずに漫才をやるのは、見てるお客さんも退屈になってきます。
しゃべりで惹きつけて、動きも交えて大きく笑いを取る。
ネタによっては、動きがあまりないネタもあると思うもので、どっかで動く箇所を作ったり工夫してみることも大事だと思います。
よく「舞台は大きく使え!」とも言われますし、見せる笑いというのも考えてやってみてください。
動きのコツは「大げさにやる!」です。
お客さんから見たら、小さい動きだと見えないことがあります。
大げさにやってちょうど良いくらいだと思って、やってみてください。
③ボケとツッコミを代えてやってみる!
一通り完璧に近い状態までできるようになったら、ボケとツッコミを入れ替えてやってみてください。
相手のセリフも言えるくらいの状態にしておけば、本番でセリフを飛ばしたり忘れたりすることが無くなっていくと思います。
またお互いが新鮮な気持ちでネタ合わせができて、もっとここはこうした方がいいんじゃないかとか発見ができるはずです。
でもこれは仕上げのための練習なのでたくさんやる必要はありません。
少しで良いんですが、やっておくと完成度が上がって仕上がっていきます。
コツは「止まらずに一通りやる!」です。
相手のセリフなので、ぎこちなくてセリフも出てこなかったりすると思います。
分からないところは台本を見ながらでも大丈夫!
一通りやってみて、雰囲気をつかむことが大事です。
・お題とオチだけ決めて、アドリブ漫才をやる!
これはネタ練習に飽きてきたときに、よく遊びでやっていた練習方法です。(笑)
でもアドリブの練習にもなるし、それこそボケとツッコミを入れ替えてやってもいいし、分数を決めてやってもいいし、このワードは絶対1回入れる!みたいなのもいいし、自由でめっちゃ楽しいです。
例えばお題を「最新ファッション」にする。
オチを「それ冷蔵庫やないか!」にする。
それだけ決めて、あとは無理やり漫才をスタートさせてアドリブで構成していく。
最後はオチの「それ冷蔵庫やないか!」につながるようにボケる。
こんな感じでやると気分転換にもなるし、漫才の練習にもなって良いですよ。(^^)
練習は退屈でキライという人もいます。
人それぞれなので仕方ないですが、コンビでやっている以上練習は必要だと僕は思います。
なかなかネタ合わせができなかったり、上手くいかなかったり、イライラすることもあります。だけど、お互いが思いやりの気持ちをもって、よく相談して、ネタと向き合って欲しいと思っています。
色んな障害を乗り越えて、最高に楽しい漫才をしてください!!